2026年1月22日(木)はトレハロースの会様主催のANA Study Flyヒューマンスキルアカデミー第5回目の研修が、「問題解決力」をテーマに開催されました。
本研修では、前半に論理的思考を用いた問題整理と原因分析、後半に戦略を考えるためのフレームワークについて学びました。
論理的思考を使った問題解決の基本を学ぶ

前半の講師を務めたのは、SHIHO先生です。 研修の冒頭では、論理的思考について「難しいものではなく、仕事を進めるための道具である」と説明がありました。
論理的思考とは、推論と仮説検証を繰り返しながら、原因と結果が正しくつながっているかを確認していく考え方です。 CAが日常業務の中で自然と行っている思考プロセスが紹介されました。
機内の事例を通じて考える問題解決の流れ
講義では具体例として、「あと10分後に強く揺れます」という機内アナウンスの場面が取り上げられました。 揺れが予測される状況下で、どの情報を整理し、どの順番で対応を検討していくのかについて解説がありました。
原因と結果をつなぎながら、適切な行動を導き出すまでの流れを整理し、問題解決における思考の進め方を確認しました。
MECEとWhatツリーによる状況整理
続いて、問題を整理するための考え方として、MECE(漏れなく、ダブりなく)の基本が紹介されました。 研修では、新規顧客とリピーターという「対の関係」で分解を意識することが“もし”をなくすポイントであると説明があり、「得意なこと」という1つのテーマに対し分類を行いより多くの項目を書き出す分類ワークを行い、分解の重要性を体感しました。また、Whatツリーを使い、不満を感じているお客様の状況を整理しました。 ソフト面(対応や表情)、ハード面(設備や提供物)、状況面(対応の遅れやオーダーミス)といった観点で要素を分けて考える方法が示されました。
WhyツリーとHowツリーを使ったグループワーク
研修中盤では、「リピート率が減少している」というテーマでグループワークを実施しました。 Whyツリーを使い、サポーターの方とともに「なぜ」を繰り返しながら原因を探っていきました。
原因を整理した後は、Howツリーを用いて解決策を検討しました。 教育、仕組み、道具といった複数の視点から、実行可能な打ち手を考えるプロセスを体験しました。

論理的思考を実行につなげるための考え方
講義の中では、論理を繋げすぎることへの注意点も紹介されました。 「風が吹けば桶屋が儲かる」という例を用い、複雑になりすぎないよう、誰が聞いても原因と結果の論理が分かりやすく繋がっているかが重要であると説明がありました。
最後にSHIHO先生から、「100点の作戦をじっくり時間をかけて一つ作るよりも、すぐにできる60点の作戦を複数選び、明日から行動することが大切」というメッセージが伝えられました。
フレームワークを活用した戦略立案

後半は、チーフパーサーのあっきー先生が講師を担当しました。 SWOT分析を用い、強み・弱み・機会・脅威の4つの視点から状況を整理し、戦略を考える方法が紹介されました。
今回は内部環境を考えるためにバリューチェーンやカスタマージャーニーを使い、提供価値や顧客体験の流れを可視化し、自分たちにはどの部分に強み、弱みがあるのか、また外部環境についてはPEST分析を通じて、機会・脅威はどんなことがあるのか考察しました。フレームワークを使って漏れなくダブりなく考えることで時代にあった戦略を立てることができると解説がありました。
研修のまとめ
研修の最後には、各フレームワークは使いこなすことが目的ではなく、考えるきっかけとして活用することが大切であると説明がありました。 参加者からは、研修で学んだ内容を自分の業務にどう活かすかについて具体的な発表があり、理解が深まっている様子がうかがえました。
本研修は、問題解決の基本的な考え方から、実務で活用するための視点までを一連の流れで学ぶ内容となりました。

論理的思考について理解が深まった研修内容!
研修終了後は、今回も受講者の皆さまと講師陣が懇親会を行い、研修に対する感想などもたくさんお聞かせいただきました。
「難しい内容ではありましたが、さらに理解を深め、柔軟に考えられるととても役に立つ内容だと感じました。前回のなぜなぜワークや6W2Hと同様に、即、店舗で使える内容だと思います。」
「また1つ自分の知らない考え方や物事の組み立て方を知れました!」
「論理的思考について興味深い内容だったので、もっと深掘りして学んでみたいと感じた。」
など、様々な感想をいただき、第5回目の研修も無事に終了いたしました。
2025年の8月からスタートしたトレハロースの会様主催のヒューマンスキルアカデミーも残すところ2月のあと1回となりました。最終回のレポートページもまたこちらのサイトにアップいたします!
第1回目の研修レポートはこちら
第2回目の研修レポートはこちら
第3回目の研修レポートはこちら
第4回目の研修レポートはこちら
講師紹介(ANA Study Fly)

これまで活躍の場が「空」だったANAグループの社員は、様々な「資格取得」や「学び」にチャレンジし、多分野のスキルを身につけました。その学んだスキルを、社内に留めることなく、“「陸」でもお客様への感謝の気持ちを忘れずつながり続けたい、皆様の人生がより豊かで実りあるものにできたら”との想いから立ち上がったのが「ANA Study Fly」です。
CAに留まらず、パイロットや整備士、ANAグループ社員など、さまざまなスキルを持った約180名の講師陣が、お客様が求める「学び」の場をご提供いたします。
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